そんな私ですが、子供のころから自分の感情を表現したり、感情に対処したりするのが苦手でした。思っていることを伝えられず、突然、怒りを爆発させることがありました。友だちにとって私の存在は、いつ爆発するかわからない存在だったようです。そして結婚後も、自分の子どもに恐怖感を与えてしまっていました。
性格が大きく変わったのは、ブレイン瞑想で自分自身を見つめ始めてからです。まず、自分の感情がいつも不安定な状態であることを知りました。
私は自問しました。 「怒りを制御できないのか?」。こう自分に問いかけていると、子どもの頃の記憶が蘇りながら涙が出ました。そして、「私が作った人生だから私が変えられる」と思えるようになりました。勇気がわいてきて、人生が大きく変化し始めました。怒りを抑えるというよりは、怒るという感情があまり起きなくなりました。
今はブレイントレーナーの講師の資格を取り、毎朝早起きして近所の人たちにブレイン体操を教えています。人生を自分で作っていく、今この瞬間が本当に幸せです。
「やりたいことができる幸せ」(50代、女性)
私にとって母は太陽のような存在でした。母は生涯を人のために奉仕する人生を生き、私に深い愛情を捧げてくれました。そんなある日、母が亡くなりました。私の太陽が消えてしまったのです。
太陽がない真っ暗な状態で、ふさぎ込む日が続きました。見かねた知人が紹介してくれたのがイルチブレインヨガでした。
最初はレッスンに出ても気分が乗らず、ボーっとしていました。それでも、粘り強くレッスンには通いました。体がだるくて思うように動かせないときも、呼吸だけは深く行うように気をつけました。だんだんと体の血流や気の流れが滑らかになり、脳や内臓の働きがだんだん良くなってきているのが感じられました。
ある瞬間、自分の心の中から声が聞こえてきました。「幸せになりたい」。それとともに涙があふれてきました。「これからは幸せな人生を生きよう。もう私が私の太陽だ」と決意しました。そこから大きな変化が起こりました。自分が「やりたい」と思ったことを、すぐに実行できるようになりました。
イルチブレインヨガのトレーニング指導法を学び、地域センターで教えるようになりました。いつの間にか活動の場が広がり、私と同じように、気分が晴れたとか、立ち直れたと言ってくださる方がたくさん出てきました。「何をすべきか?」ではなく、「何をしたいか?」と心に聞いてみることが大切だと思っています。